トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
幸せな気分のまま、駅に着くと…
駅は夕方の帰宅ラッシュ時のせいか、人で溢れかえっている…。
「…優。
あたしは、ここで大丈夫だから…」
まわりにバレたりでもしたら、大変だもん…。
「…そうか?ごめんな…。
気をつけて帰れよ?」
「…うん。
優は、お仕事頑張ってきてね」
優はあたしの頭をそっと撫でると…。
一目を忍んで
あたしにキスをした―…。
「じゃあ、またな」
そう言って
あたしに軽く手を振ると…。
背をむけて
人込みの中へと
消えていった――…。
楽しくて
幸せな時間ほど
時間が過ぎるのは
とても早いね――…。
ねぇ、優…
次に会えるのは
いつだろう――…?
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