トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
「…もしもし…」
二日ぶりに聞く優の声…。
その声を聞いただけで。
鼻の奥がツンと痛み、目頭が熱くなっていく―…。
「優…よかった…連絡ついて…」
「本当ごめんな…。
いつも心配ばっかかけて…。」
「…ううん、
そんなことないよ。」
「…聖花ちゃんとのこと…。
美衣も、もう知ってるよな…?」
その言葉に、あたしの体はビクンッと震えた―…。
"聖花ちゃんとのこと"…
なんだかその言い方が
すごく気になって、胸にひっかかる…。
「…うん」
"一体、どういうことなの?"
と、そう問いただしたいのに…。
怖くて怖くて
とてもじゃないけれど、自分から聞き出す勇気なんてない…。
「…だよな…。
ほんとごめん……。」
「―…………」
"ごめん"…て、何よそれ…。
なんで…謝るの…?
それは、あの記事に書かれていることを
認めるって…
そういうことだから……?
あたしが聞きたいのは
そんな言葉じゃないのに…。
胸が苦しくて。
こらえきれずに、涙が零れ落ちた…。
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