トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
…そして……
そうこうしている間にも、あっという間に、約束の時間が来てしまった…。
「あ〜…緊張する……」
ずっと落ち着かないあたしは、さっきから自分の部屋の中を、グルグルと歩き回っている…。
その時……
〜♪〜♪〜♪♪
―…………!!
優からの電話の着信音が鳴り響き…
あたしは急いで電話に出る。
「もしもし?」
「準備できてる?」
「うん、できてるよ」
心臓は、バクバクと音を立て、騒ぎ立てていく―…。
「今、美衣の家の近くに車停めてるから、出てきてくれる?」
もう、すぐそこまで
優が来ているんだ――…。
「あっ、黒い車だから。」
「うん、わかった…。すぐ行くね」
緊張をしすぎてしまっているせいか、胃がキリキリと痛む…。
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