トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
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――――…


しばらくの甘い時間が過ぎたあと――…。



あたしたちは汗を流しに、部屋の露天風呂に入ることにした。



「露天風呂はやっぱ気持ちいいね〜♪」


熱いくらいの湯加減に、優しい秋風がとても心地いい。



「ほんとだな、日頃の疲れもとれてく気がするよ。」


優に、後ろから包み込まれるように抱きしめられながら。

あたしはオレンジ色に染まっていく夕空を眺めていた―。



いつもよりも、ゆっくりと流れていく時間…。



嫌なことも不安なことも、全部洗い流せた気がして…。



優と過ごすこの時間が
とても幸せで―…。



「こんなに遠くまで連れてきてくれて、ありがとね」



「いや、俺も美衣とこうしてゆっくり過ごしたかったからさ」



そして、優はあたしの肩に顔を乗せると。

後ろからギュッと強く、抱きしめてきて…。




「いつまでも
美衣とこうしていられたらいいのにな…」



「…あたしも…」



誰の目も気にすることなく…。

誰にも邪魔されることなく…。



いつまでもこうして優と過ごせたら、どんなにいいだろう…。



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