トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
お風呂からあがって
部屋でくつろいでいると…。
トントンと、部屋のドアをノックされ。
「失礼致します。
お夕飯の準備を始めてもよろしいでしょうか?」
と、この部屋担当の仲居さんが入ってきた。
「あっ、お願いします」
「もうそんな時間かぁ〜」
なんて、優はわざと口を尖らせている。
テーブルの上には
蟹やお刺身に天麩羅、茶わん蒸しに、お肉料理にと、御馳走がズラッと並べられていく。
「うわ〜ぁ!!
めちゃめちゃ美味しそう〜♪」
「ははっ!美衣の目がキラキラしてる」
「だって、全部あたしの大好物なんだも〜ん!」
食事の準備が整うと
あたしと優は、向かい合わせに座る。
目の前には
ブルーの浴衣を着た優――。
浴衣から覗く鎖骨が綺麗で、鎖骨フェチなあたしは、それだけでドキッとさせられてしまう…。
「…美衣??どした?
冷めないうちに食べようぜ♪」
「…うっ、うん!食べよ食べよっ!」
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