トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
あたしは茶色に染まった、柔らかい髪を、優しく撫でる。
「…あったかい。
美衣の体温とか匂いって、すっごい落ち着く…。」
優はあたしの腰に腕をまわすと、そのままゆっくりと瞼を閉じた―…。
つけ睫毛でも付けているかのような、艶のある長い睫毛。
綺麗に手入れが施され、茶色に染められた、キリッとした長い眉毛。
きめ細かい、滑らかな白い肌。
鼻筋の通った、高い鼻。
形の良い、大きな唇。
あぁ…
優は、なんて完璧なルックスをしているんだろう。
2年前よりも、さらに磨きがかかり、ますます輝きを増している気がする…。
いつまでも、この綺麗な顔を見ていたい…。
いつまでも、独り占めしていたいな…。
優の顔を、うっとりと見つめていると…。
優からは、スースーと小さな寝息が聞こえてきた。
「―…………」
やっぱり優は、すぐに寝入ってしまうほど、疲れていたんだね…。
.