トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
ドキドキと胸を高鳴らせている、そんなあたしを余所に。
気付けば優からは、スースーと小さな寝息が聞こえてきて―…。
―…え…?
『…優、もう寝ちゃったの?』
あたしはゆっくりと、優のほうへ顔を向けてみると。
そこには幸せそうに眠る、優の可愛い寝顔があった。
『ふふっ…
優ってば、相変わらず寝付くの早いよね』
―…朝が来たら
もう東京に戻らなければいけないんだよね…。
またしばらく
こうして優に会えないかもしれないんだよね…。
「―…………」
そう思ったら寂しくて…。
夢のような一日が終わるのが嫌で…。
寝るのが怖くなった―…。
ずっとこうして
優のぬくもりを感じていたい―…。
優を傍に感じていたい―…。
いつでも触れられる距離にいてほしい―…。
寂しいときも
辛いときも
ずっとずっと
傍に――…
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