トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
そして―…
やっとのことで今日の仕事を終えると。
長井さんと、事務所へやってきた―…。
「…はぁ…」
社長室の前まで来ると、深く大きなため息がこぼれる。
恐る恐る社長室のドアをノックすると―…。
「入れ!」
と、中からは社長の大きな声。
その声を聞いただけで、社長の不機嫌な様子は十分に伝わってくる…。
はぁ…
やっぱキレてるし…。
憂鬱な気持ちと、緊張感が俺に襲いかかってくる。
「…失礼します」
重い足どりで社長室へと入ると―…
こちらを向き、ソファーに座っている社長とバチッと目が合った…。
『…うっ…!!』
その鋭い目からは、物凄い怒りを感じことができる…。
この瞬間―…
これは、
本当にただ事ではいんだと
そう察した―…。
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