トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
「…とにかく、今回の記事を抹消できない以上、事務所もオマエ自身にも、マスコミからは交際の事実を問われる。
問題はそれに対して、どう対処するかだ…。」
「…はい…」
「いろいろ考えた末…
この事実を認める形でいこうと思う。」
「…はい。」
この業界は実力だけじゃなく、人気が物を言うといっても過言ではない…。
今俺がここにこうしていられるのは、ファンの支えがあってこそなんだ…。
交際を認めれば…
そのファンを傷つけることにもなる…。
そのせいで、俺から離れていってしまうファンも少なからずいるだろう…。
どれだけのファンが離れていってしまうのかと、考えただけで怖いけれど…。
だけど…
俺はやましいことなど、何ひとつしていないし…。
大切なファンにだからこそ、真実を伝えたい―。
だから俺は
自分のファンを信じるよ―…。
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