トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
携帯を開き、ブログに掲載するコメントをカチカチと打ち込んでいく―…。
きっと…
俺のファンなら
わかってくれるよな…?
わかってもらいたい…。
受け入れてほしい…。
そんな願いを、文章へと託していく―…。
そして…、
文章を打ち終えると、社長の携帯のアドレスへとメールを送った…。
「…そろそろ時間なので、行きましょうか」
「…はい」
俺はこれから、ドラマの撮影のために、長井さんの運転でスタジオまで向かう―…。
…現場に着いたら、まず最初に、聖花ちゃんに謝りに行こう―…。
俺は現場に着くまでの間、
車窓から流れる景色を、ただただぼんやりと見つめていたのだった…。
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