トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
「長井さん…
俺、聖花ちゃんに直接会って謝りたいんですけど…。」
「…わかりました。
会ってくれるかはわからないですけど、とりあえず白崎さんの控室まで行ってみましょうか?」
「…はい」
そして…、
俺と長井さんは
【白崎聖花 様】と貼り紙がしてある、聖花ちゃんの控室の前までやって来た。
ドアをノックしようとしたその時―…
「…お願いだから…今日はもう帰らせてってば!!」
控室の中からは、泣き叫び、訴えかけている聖花ちゃんの声が聞こえてくる―…。
「―…………」
俺と長井さんは思わず、互いの顔を見合わせた…。
「聖花っ!!待ちなさいっ!!」
「痛いっ!離してよっ!!」
…どうやら、マネージャーらしき女性と、言い争いをしているようだ…。
俺は、ドアの前に佇んでいると…
バンッ…と、ドアが勢いよく開いたと同時に
中からは、聖花ちゃんが飛び出してきた―…。
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