トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
「…聞きたくない…。」
そう一言、
冷たく言い放たれた…。
「…聖花ちゃ…」
掴んでいた手をおもいっきり振り払われると…
「だって!
だって…今更謝られたって…
あの記事が抹消されるわけじゃないじゃないっ!!」
「―…………」
たしかに…そうだ…。
俺が謝って済む話じゃない…。
「…優くんにフラれた上に、他の女とのスキャンダルにあたしまで巻き込まれて、あんな恥かかされて…
どうしてくれるわけっ!?」
聖花ちゃんの瞳からは、ポタポタと涙がこぼれ落ち、頬を濡らしていく―…。
「…本当に…
本当にごめん……。
俺のせいで、聖花ちゃんのことまであんな風に書かれて…
迷惑かけて…傷付けて…
謝って許されるようなことじゃないって、十分わかってるけど…
本当にごめん…!」
俺は深々と頭を下げた。
謝ることしかできない自分が、本当に情けない…。
しばらくの沈黙のあと―…
聖花ちゃんは、冷たい瞳で俺を見上げると…
「…じゃあ、土下座してよ。」
と、低い声で冷めたく言い放った―…。
「…え?」
ど…土下座………!?
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