トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
「だから行ってくればいいじゃん。」
と、冷たく言い放つ愛は、完全に呆れてしまっているようだ…。
「ひとりでなんて無理だから、さっきからお願いしてるんじゃーん!!
おねがいっ!付き合って!!」
そう言って、必死にすがっている真央が、なんだかとても可愛いく見えてきてしまう。
「絶対にイヤ!!」
「えーっ!愛、冷た〜い!友達でしょー!?」
「あたし、芸能人とかに興味ないし。ほんと無理だから。
頼むなら美衣にしてくれる?」
―………!?
「ええっ!あっ、あたしっ!?」
そんなこと言われても…。
「じゃ、あたし講義始まる前にトイレ行ってくるから」
「ちょっと!愛っ!?」
呼び止める声も虚しく…
愛は教室を出ていってしまった。
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