トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
あたしがしばらくの間、いろんなサイトをチェックしていると…。
――トントン
と、部屋のドアをノックされて…。
ドアを少しだけ開けたスペースから、芽衣がひょっこりと顔を覗かせている。
「芽衣…どしたの?」
「今、買ってきちゃった」
そう言って、手にぶら下げている袋をあたしに見せた。
「…それって…」
「週刊誌。」
あたしが買いに行く前に、買って来てくれたんだ…。
「美衣ちゃんも読んだらわかると思うけど…
どうやら、今回のことはふたりのことをよく知る誰かが…
マスコミにネタ売ったみたいだね…。」
「…えっ!?」
さっきの奈津といい、芽衣までもがそんなこと言うもんだから。
気になってしかたがなくて…。
芽衣から週刊誌を受け取ると、慌ててその記事を開いた…。
体中に、ただならぬ緊張感が走る――…。
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