トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
噂 話
だけどこんな日に限って、一限から外せない講義があるなんて…。
「…いってきま〜す…」
重い足どりで自宅を出発すると、電車を乗り継ぎ、大学のある最寄り駅へと到着した。
すると―…
『…あれ?』
改札を出てすぐ横のところに、真央と愛の姿があることに気付いた…。
ふたりもあたしに気付くと、直ぐさまこちらへと近付いてくる。
「美衣おはよ」
あたしに向ける真央の笑顔が引き攣っていることに、あたしはすぐに気が付いた…。
「…おはよ。
ふたりとも、もしかしてあたしのこと…待っててくれたの…?」
だっていつもなら…。
待ち合わせたりせずに、みんなバラバラに行くのに…。
「…うん…」
ふたりは互いの顔を見合わせると、気まずそうにしている…。
「―………」
…もしかして…
それは…
あたしに優のことを聞くためだったりしちゃうのかな…!?
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