トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
「…その"彼女"が、美衣だって噂聞いたときは…
信じられなかったし、そんなはずあるわけないって思ってたし…。
誰がそんなありもしない、いい加減な噂流したんだろう…って呆れてた。
今だって、美衣本人から聞いたにも関わらず、まだ信じられないし、実感もわいてこない…。」
そうだよね…
自分の友達が、自分の好きな芸能人と付き合ってるだなんて…。
そう簡単に信じられるわけがないし…。
すんなりと受け止められるはずがないよね…。
「でも…、
自分の友達の彼氏が、大好きな優くんだなんて…
それってスゴイことだし…。
むしろ、誇らしいことだとじゃん?」
「…真央…」
誇らしいだなんて…
そんな…。
「それに、勘違いされてたら嫌だから言うけど…
優くんのことは前から大好きだし、その気持ちはこれからもずっと変わらないけどさ。
だけどそれは、ファンとしてなんだからね?
あたしは、美衣も優くんも大好きだから。
だからふたりには、周りに負けたりしないで、これからも頑張ってほしい!
あたしは何があっても美衣の味方だし、これからもふたりの恋を応援していくからね!
ねっ?愛っ♪」
「…えっ!?…あっ、もちろん!」
真央からいきなり振られた愛も、慌てたように首を前後に振っている。
「…ふたりとも…
ありがとう…。」
嬉しさと安心感で、涙がこぼれ落ちた―…。
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