トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
「な〜に見てんのー??」
と、お揃いのマグカップを持った優がやって来た。
「なんか久しぶりにこの写真集が見たくなって…」
「あぁ、それか」
優はテーブルにマグカップを置くと、あたしの隣に腰掛けた。
「あのとき…
握手会に行ってほんとよかった…。」
もしあの日…
真央の誘いを断っていたら…。
あたしたちは
もう二度と…
会うことはなかったかもしれないんだもんね…。
今のあたしたちがあるのは
この写真集のおかげといっても過言ではないような気がする…。
「俺は、この写真集が美衣に引き合わせてくれたんだって思ってるよ?」
「…え?」
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