トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
約 束
「なぁ、美衣…
前に話した俺の夢って覚えてる?」
…優の夢…
「もちろん、覚えてるよ」
"美衣と結婚して
幸せな家庭を築くこと―"
その夢を聞いた時…
あたしはあまりの嬉しさに泣いたくらいだもん…。
「その夢は今でも変わってない。
俺と一緒にいることで
大変な思いも、辛い思いもたくさんさせちゃったけどさ…。
それでも俺は
もうあの時のような思いをしたくない…。
もう二度と、美衣を手放したくないんだ…。」
次の瞬間―…
あたしは呼吸をするのが苦しいくらいに、ギュッと強く抱きしめられて。
「これから先の人生も、美衣ナシでなんて考えらんない…。
俺には美衣が必要なんだ。」
「…優……」
あたしも…
あたしも優ナシの人生なんて、もう考えらんないよ…。
「だから俺の夢…
一緒に叶えてくれないか…?」
「―………!!?」
―…え?
それって……!!
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