トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜

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―――――…


そして


待ちに待った
土曜日がやってきた…。



現地集合ということで、あたしは指定された居酒屋に到着し、店内へと入ると。


あたしに気づいた若い男の店員が「いらっしゃいませ」と笑顔で出迎えてくれた。


その店員に、予約した淳也の名前を伝えると

「お待ちしておりました。ご案内致します。」と、部屋まで案内してくれる。


店内は薄暗くて、どの通路も、各部屋の入口も、同じような作りをしているもんだから。

方向音痴なあたしは

『迷子にならないか心配…』
なんて、そんな心配をしていると…。




「こちらのお部屋でございます」と、部屋まで到着していた。


あたしは自分の脱いたサンダルを靴箱に入れて、番号の書かれた鍵を抜く。



そして

部屋の襖の前までいくと
話し声が聞こえてきた。


『もうみんな来てるのかな?』



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