トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
あたしたちは、再び居酒屋に戻ると―…。
「おまえら、何時間トイレにこもってれば気が済むんだよ!
携帯もつながんないし、俺たちもそろそろ、ここ出て二次会行くとこだったんだぞ?」
完全に出来上がっている章司が、優に絡んできて。
「マジ、ごめんて…」
優はすまなそうに謝っている。
「てか、もしや…!
おまえら、焼けぼっくいに火がついたってやつ!?」
なんて、晃にからかわれて…。
「―………!!」
咄嗟に優と顔を見合わせると。
あたしの顔には、熱が集まってきてしまった…。
そんなあたしたちを見て
「おいおい、冗談のつもりで言ったのに…、マジかよーっ!?」
章司をはじめとするみんなも、あたしたちを交互に見ながら、驚いている…。
「…実は…俺たち…、
また付き合うことになったんだ…。
みんなにだけは
ちゃんと知らせておきたくてさ…。」
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