トップ★シークレット〜あたしの彼氏は芸能人〜
至 福
優の胸に、そっと自分の頭を乗せると…。
「…んー…」
優は、ゆっくりと目を開けた。
「ごめんね、起こしちゃった…?」
「…いや…へいき。今、何時?」
優は目をこすりながら、まだ眠たそうにしている。
その姿がまた可愛くて。
胸がキュンと締め付けられてしまう…。
そして、枕元の時計に目をやると―…
「もう10時だよ。
今日、お仕事は?」
「そんな寝てたんだ…。
仕事は夕方からだから、全然大丈夫。」
「ならもう少し…
一緒にいてもいーい…?」
そんなあたしに、優は優しく微笑むと。
「当たり前だろ?」
そう言って、ギュッとあたしを抱きしめてくれる。
「温かい―…」
「俺、昔からこうやって美衣を抱きしめてる時が、1番癒されるんだよな…」
なんて、嬉しいことを言ってくれながら。
あたしのおでこに、チュッと、キスをしてくれる優。
「…あたしもだよ。
昔から、優と一緒にいる時が一番落ち着くんだ…」
優に優しく髪を撫でられて、安らかな気持ちになっていく―…。
ずっと
こうしてたいな―…。
一秒たりとも
優と離れたくなんかないよ―…。
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