僕の好きな人


そして講習は始まった。

浅井先生が入ってくると
すぐに目に付いたそうだ。



「ん?望月は?」

「・・・・。」

「サボったな、まぁいいか。じゃあ、昨日の宿題の回答を…。」


こうして授業は始まった。


窓の外を眺めた、これも癖だな。


望月さんの左隣になってからは
外なんて眺めなかったが、


彼女がいなくなるとやっぱりながめてしまう。


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