労働の価値 その2
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しかし、
上着は…

…上着作りの職人が、
着ようと…

…買ったお客さん、
べつの仕事を、
しているひとが、
着ようと…

…どちらも、
変わりがない。

どちらも上着には、
「使う価値」があらわれている。

上着と使うことのあいだと、
同じく、
上着と作ることのあいだでも、
そういうことが言えるのだ。

つまり、
上着は…

…上着作りの職人が、
作ろうと…

…うちのお母さん、
上着ばかりを作っているのではないひとが、
作ろうと…

…どちらも、
変わりがない。

仕事が分担されて、
「縫いあわせる」職人、
という仕事が、
できたからといって、
変わりはない。

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