労働の価値 その2

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これまで、
ふたつの商品だけが比べられるとき、
ふたつの商品のいろんな組み合わせで比べてみるときを考えてみた。

しかしこれはどれも、
「使う価値」をムシして、
「価値」をあらわしてきたのだった。


「ふたつだけの関係」のときは、
たとえば布は、
上着と価値が同じとされた。

または、
小麦が鉄と同じとされた。

布の　小麦の　「価値」はこのとき、
「使う価値」から切り離された。

しかしこうして、
「上着と同じ」、
「鉄と同じ」になったけれど、
このふたつは「べつのもの」だ。

つまりこうした比べ方は、
「たまたま布と上着を交換することになった」から、
その場で急に作ったものだ。

布は「上着と同じ」になったけれど、
「鉄と同じ」にするときには同じ「価値」になるのだろうか。

　　　フラフラスルカモ、ワカラナイ…