労働の価値 その2
--- 6-1 ---

C-2 「測られる姿」と「基準」の関係が進むと…

「基準ひとつの関係」の話しはまだ続く。

価値の「測られる姿」が、
基準ひとつで測るように進んでくる。

すると、
「基準」のほうも新たになる。

ただしそうなるのは、
あくまで「測られる」ことが進んだためだ。


商品ふたつだけの価値をつなぐと、
片方の商品が「基準」をやる。

   マダ、ハッキリシナイ…

「いろんなふたつだけの関係」では、
この役目を、
いろんな商品に押しつける。

   デモ マダ ハッキリシナイ…


そして「基準ひとつの関係」では、
ひとつの商品だけが、
「基準」をやらされるようになる。

というのも、
ほかのどの商品も、
コイツを利用するからだ。

自分たちどうしの価値を同じように比べために。


「ふたつだけの関係」から「基準ひとつの関係」まで、
進んできた。

すると、
「測られる姿」と「基準」のあいだでも、
その違いが前より、
くっきりしてくる。

   ハッキリシテキタ!

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