労働の価値 その2
--- 7-3 ---

布の基準になれる商品は、
いろいろあった。

布を測る「いろんなふたつだけの関係」のとき。

このときは、
いろんな商品が、
布を相手にするときの「基準」になった。

布だけが「基準ひとつの関係」のとき。

左右を返せば、
どの商品とも同じように布を測った。

こんな商品がいろいろあった。

しかしこのいろんな商品のなかで、
ひとつだけべつにされた役目は、
金が、
昔からずっとやってきたことだ。

だから、
前にでてきた「基準ひとつの関係」の式で、
基準を布から金に代えると、
こんなふうになる。

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