労働の価値 その2
--- 8-2 ---
金がおかねになっているのは、
むかしそうだったからなのだ。
むかしは金も、
ほかの商品と、
商品として交換されていたのだった。
ほかの商品と同じように、
ふたつだけの交換だったり、
いろんな商品と同時だったりした。
けれど、
とにかくそんなふうに、
基準として使われていた。
それがやがて、
「ぜんぶで同じ基準」に変わっていった。
この役目が、
あちこちで通じるときも、
決まったところでしか通じないときも、
あったけれど。
そしてついに、
この役目をひとりじめするようになって、
金はおかねになったのだ。
そしてひとりじめしたとき、
「基準ひとつの関係」は「おかねの関係」に変わるのだ。
≪おかねは金とは限らない。
日本のように、銀、あるいは金と銀の両方が、用いられる例もある。
金が用いられる場合は、金本位制と呼ばれる。≫
金がおかねになっているのは、
むかしそうだったからなのだ。
むかしは金も、
ほかの商品と、
商品として交換されていたのだった。
ほかの商品と同じように、
ふたつだけの交換だったり、
いろんな商品と同時だったりした。
けれど、
とにかくそんなふうに、
基準として使われていた。
それがやがて、
「ぜんぶで同じ基準」に変わっていった。
この役目が、
あちこちで通じるときも、
決まったところでしか通じないときも、
あったけれど。
そしてついに、
この役目をひとりじめするようになって、
金はおかねになったのだ。
そしてひとりじめしたとき、
「基準ひとつの関係」は「おかねの関係」に変わるのだ。
≪おかねは金とは限らない。
日本のように、銀、あるいは金と銀の両方が、用いられる例もある。
金が用いられる場合は、金本位制と呼ばれる。≫