労働の価値 その2
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だから「役に立つ労働」は、
人間と自然のあいだで、
物の「出し入れ」をしてきたのだ。

まるで、
生き物が食事をするように、
毛皮や草木を、
飲みこませてきた。

自然から材料を、
取りこんできた。

人間が生きていくために、
材料と「のぞみ」をつなぐ、
道具となってきた。

そうしたものが、
なければならない。

これまでも、
これからも。

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