労働の価値 その2
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ふたつめ。

価値の大きさを考えても、
オバケっぽいところはない。

価値の大きさは、
その一番もとには、
労働時間がある。

上着1着作るのに1日かかれば、
労働1日分の価値がある。

これは労働の質とは、
べつの話しだとはわかるだろう。

そしてこれもはっきり、
時計で計ってみることのできるものだ。

労働時間は、
いつでもどこでも同じだけかかるとは、
言わないが、
それでもひとが気にしているものではある。

だから価値を考える上でも大事なことだ。

それがオバケっぽいところを持っていない。

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