労働の価値 その2
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だから、
こんなこともわかる。

ぜんぶの労働のなかで、
それを作ったひとの労働は、
どんな役目を果たしたか。

これのこたえが、
人間ではないものたちの、
それらのあいだのつながりをみれば、
わかるようになっているのだ。

ひとが商品を見ると、
そうわかる。

こんなふうに、
ひとの姿は、
商品の姿を見ればわかるのだ。

そんなふうに、
労働から作ったものは、
商品になる。

そして、
見てさわってわかるのに、
見てさわっているだけではわからない、
ものになる。

あるいは、
つながっているものになるのである。

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