労働の価値 その2
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これは、
今私たちが見ているような、
べつべつのひとが、
べつべつの仕事を、
そればかりをやる、
というようには、
なっていない。

それでもたとえば今の私たちなら…

…布を「かがる」職人が、
今日は上着を縫いあわせ、
明日はズボンを縫いあわせる…

…そんなふうに考えるのと、
同じなはずだ。

それに、
こういったことも、
毎日、
私たちは見ているはずだ。

必要な人手にあわせて、
あるひとが、
今日は上着の工場で、
明日は布の工場で、
やとわれて働いたり、
するわけだ。

それが、
「富」をもとにしてもの作りを進める、
やり方だ。

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