労働の価値 その2
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ほんとうならば、
分け方はいろいろ変わるだろう。

どういう村か、
これまでどんなことをしてきたか。

それによって、
変わるだろう。


ただし いまは、
商品を作るときと比べたい。

だから、
ひとりひとり、
自分の働いた時間にあわせて分けるとしよう。

そうすると労働時間は、
ふたつの働きを持つことになる。

ひとつめ。

働く時間をどう割りふるか。

これは、
それぞれがどのくらい、
ものがほしいか、
作りたいか、
で決まってくる。

ふたつめ。

働く時間は、
村での労働のうちの自分がやった分を計ることができる。

これは つまりは、
村で作ったもののうちの自分が使う分が計れる。

そうしたものとして、
役に立つ。

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