労働の価値 その2
--- 12-2 ---
お金持ちらしい考え方では、
価値の決まり方は、
むかしはそうなるしかなかったのだ、
そう思われている。
むかしは。
つまり、
ものを作るやり方から暮らし方が決まっていて、
ひとが思うようには、
ものを作れない。
そういう暮らしだということが、
ひとびとの顔をみればすぐわかる、
そういう時代だ。
今とは違うのだ、
ということだ。
というわけで、
お金持ちがあらわれるまえの、
ものを作るようすというのは、
経済学者たちは、
いまとはぜんぜんべつなものとして扱っている。
まるで古代の宗教を、
神学者たちが、
いまとはぜんぜんべつなものとして扱ったように。
お金持ちらしい考え方では、
価値の決まり方は、
むかしはそうなるしかなかったのだ、
そう思われている。
むかしは。
つまり、
ものを作るやり方から暮らし方が決まっていて、
ひとが思うようには、
ものを作れない。
そういう暮らしだということが、
ひとびとの顔をみればすぐわかる、
そういう時代だ。
今とは違うのだ、
ということだ。
というわけで、
お金持ちがあらわれるまえの、
ものを作るようすというのは、
経済学者たちは、
いまとはぜんぜんべつなものとして扱っている。
まるで古代の宗教を、
神学者たちが、
いまとはぜんぜんべつなものとして扱ったように。