労働の価値 その2
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もちろんこんなふうに移るのが、
すらすら、
ひっかからないでいく、
というわけではない。

それでも、
そうしなければ、
ならないわけだ。

そんなわけで、
もの作りのそれぞれのやり方が、
それぞれ違って、
それぞれ違う使い道だということを、
ムシするならば…

…縫いあわせやら、
織りあげやらの、
いろいろな、
色だの 形だの 見た目だのの違いは、
なくなって、
無色透明の、
ただの「労働」だけが残るので…

…労働とは、
「人間が汗水たらした」というそれだけの、
無色透明のただの「労働」、
働く力を「出して」みた、
ということになるのである。

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