労働の価値 その2

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手放すのは　自分で決め、
しかし　その「価値」は　つながりが決める。

このとき　「価値」のために、
おかねは生まれる。

「それはおかねだ」ということのほか、
なにも残らなくなってしまった商品。

いらないものを捨てさって、
「おかね」だけに、
なりきったもの。

みがいて、
みがいて、
「おかねだけ」にした固まり。

これは、
交換を続けていくと、
かならずできる。

交換するあいだ、
労働から作ったものは、
ちがうものどうしが、
同じ価値ということにされる。

そうして商品に変わる。

何日も何日も、
何年も何年も、
交換が繰り返され、
交換をたくさんやってみると、
変化がおきる。

商品のなかの、
「使う価値」とただの「価値」の、
ふたつのちがい。

ちがうふたつがあると、
ひとにそう言ってみたくなる。

こうして、
商品から、
そのただの「価値」が、
そとへ飛びだす。