労働の価値 その2
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こうして、
おかねは魔法を使う。

ひととつながったしくみ、
ものを作るしくみのなかで、
ひとは、
めいめい勝手なことをしているだけだ。

だから、
まずさいしょに、
わかるのだ。

ひとが作ったものが、
ふつう、
商品という姿になる、
そのとき。

それをよくみると、
こんなことがわかる。

ひとは、
ものを作るときには、
自分たちのつながりに、
物や財と関係するところがある。

それは、
自分たちで決めたことや、
自分で考えてやったこととは、
関係がなかったりする。

だから、
おかねという「ものオバケ」のなぞは、
商品という「ものオバケ」がみた、
ただの夢だということだ。
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