労働の価値 その2
--- 6-2 ---

というわけで、
ねだんが上がったり下がったりした都合というのは、
小麦やほかの商品を作る人たちとは関係ない。

だから、
商品の価値の大きさは、
価値が決まるまでのあいだに世の中の労働時間がどうなるか(という関係)、
をあらわしていなければならない。

価値の大きさがねだんにあらわされるとき、
(その関係)は、
その商品を、
その外にあるおかねと交換する割合にあらわされる。

しかし、
この割合では、
商品の価値の大きさも、
商品がそういった都合のときにどのくらい売られるかも、
あらわすことができるのだ。

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