労働の価値 その2
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そして、
つながっているだけではないが、
それを見るには…

「 さあ!
  それならじっさいに、
  だれかといっしょに、
  いちばへいこう!」

たとえば、
ここまでなんどか出てきた男、
布を織る職人と。

男は、
2mの布を、
もっている。

そのねだんも、
決まっている。

5000円だ。

だから男は、
布を、
おかね5000円と、
交換する。

男は信仰に篤(あつ)いので、
その5000円で、
聖書を買う。

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