労働の価値 その2
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しかし仕事の分担は、
いつのまにか、
そうなったものだ。

そしてまるで、
生き物のように、
そこここで、
いろいろなものを、
作っては飲みこんでいく。

その「からだ」をまとめる肉や筋は、
ひとびとの知らないうちに、
こっそりと作られていて…

…ひとびとを、
からめとっていっている。

商品は、
ひとつの新しい労働のしくみで、
作られたものだ。

なぜ作られたのだろう。

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