労働の価値 その2
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そんなわけで、
商売があるところならどこでも、
金がかかえこまれることになる。

量が、
多かったり少なかったりは、
するけれど。

そして、
商品を、
交換する価値と考えて、
交換する価値は、
商品のことだと考える。

そんなふうに、
思うようになる、
かもしれない。

それといっしょに、
「金がほしい」という気持ちも、
わきあがってくる。

だから、
商品の流れが広がっていき、
それといっしょに、
おかねの力が、
強くなる。

おかね…

…つまり、
いつでも役に立つ姿、


…ひとびとのあいだでは、
なにがどうなろうと富だという姿。


「 金は、
  すばらしい!
  これをもっていれば、
  なんでも かなう!
  金があれば、
  たましいだって、
  救われる」(コロンブスの手紙)

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