労働の価値 その2
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しかし、
おかねそのものは、
商品のひとつだ。

なにかの仲間になっているわけではなく、
だから、
だれの持ち物にもなれるのだ。

だから、
おかね、
ひとびとのあいだから築き上げられた力は、
ひとりのひとの自分だけの力になる。

だから、
むかしは、
おかねは悪いものだとされたのだ。

なぜなら、
ひとびとのあいだでの富のありかたを、
こわすから。

ひとびとのあいだでの正しいことのありかたを、
こわすから。

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