労働の価値 その2

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もちろん、
おかねそのものの価値は、
上がったり、
下がったり、
する。

おかねそのものの、
価値が変わる、
あるいは商品の、
価値が変わる、
そんな理由で、
変わっていく。

しかし、
どうあろうと、
とにかく、
1kgの金よりも、
2kgの金のほうが、
価値は多い。

そのことは、
なにがどうあっても、
変わらない。

それに、
こうした「金属」という姿が、
どこでも通じる　価値の基準の姿なのも、
変わらない。

ただの「労働」がそのまま固まったと、
そんなふうに、
ひとびとが考える姿であるのも、
変わらない。

おかねを「かかえこみたい」と、
むちゃくちゃ、
そんな気持ちになって、
がまんができなくなる、
これは止められない。

そういうものだ。