労働の価値 その2
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「かかえこんだ」おかね、
という、
そのままの姿のほかにも、
やりかたが、
あらわれる。

「美しい姿」でかかえこむこと、
つまり、
金や銀でできた商品のことだ。

これは、
お金持ちのいる世の中で、
その豊かさが増すにつれて、
進んでいく。

「 私たちを 豊かにしろ!
  そんなふうに 見えるように しろ!」

金や銀が、
おかねとして働くこととは、
べつにされる。

金や銀を売り買いする、
市場ができる。

それがだんだん、
大きくなる。

または、
まだそうなっているわけではないが、
新しく、
おかねを作り出せる用意ができる。

それが、
世の中がパニックになったとき、
おかねを流しだす。

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