労働の価値 その2
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というわけで、
こんなことも、
わかってくる。

つまり、
どんな商品でも、
その「使う価値」のなかに、
「役に立った労働」が、
つめこまれているのだ、
と。

商品という「箱」のなかに、
「役に立った労働」が、
そそぎこまれ、
つめこまれる。

「そんなようなものを作ろう」と、
目指(めざ)して、
作った作業、
「役に立った労働」が、
なかに、
そそぎこまれているのだ、
と。

もし、
「使う価値」のなかに、
ふくまれている「役に立った労働」が…

…その種類が、
違って、
いない、
なら…

…「使う価値」は、
商品として、
おたがい向きあって立つことは、
ないのである。

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