労働の価値 その2
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そしてみっつめ。

どんな商品でも、
それに価値があることを言おうとすると、
「自分はほかとは違った使いみちがある」と言わなければならない。

価値の「基準」と比べられる、
「ほかと同じような価値」を言うのに、
「自分はほかとは違う」と言わなければならないのだ。

その商品を作り出した労働についても、
同じことだ。

「ほかと同じような労働」と言いたいのに、
「ほかとは違う役立ち方をした労働」と言っている。

   ドッチニシタイカ、ハッキリシナイ…

うまく「ほかと同じ」と言うことができない、
それが問題ナノダ!

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