先生がくれたもの~運命に導かれて~
「良かった。病室間違えてたらどうしようって思ってたから。あの、宮森さんからは何て呼ばれてた?」
「瑠璃ちゃんって呼ばれてました。」
「じゃああたしも瑠璃ちゃんでいい?」
「はい。えっと…あたしは何て呼んだら良いですか?」
「何でもいいよ。響子さんでも、森上さんでも。宮森さんのことは何て言ってた?」
「小百合お姉さんって。」
「じゃあ響子お姉さんで、」
「はい。」
「よろしくね、瑠璃ちゃん。それであの…そちらの方は…」
響子お姉さんは小西先生を見た。