先生がくれたもの~運命に導かれて~
先生の過去―瑠璃―
「瑠璃ちゃーん!」
あたしは呼ばれて目を覚ました。
「響子お姉さん!どうしたんですか?まだ検査の時間じゃないですよね?」
「違う違う。普通に喋りに来ただけ。私瑠璃ちゃんしか持ってないから。調子はどう?」
「悪くはないです。」
「それならいいけど、この前倒れたんだって?」
「あ、そうなんです。よく覚えてないですけど。」
「そりゃそうだよ。あ、私もタメでいいよ。」
「いいの?」
あたしは早速タメで話す。