先生がくれたもの~運命に導かれて~

キョコ―純―



オレは瑠璃の元に向かった。


今から午後の検査だ。


「瑠璃!」


「あ!先生!ねぇ先生、アメリカにいたって本当?」


は?


確かにオレはアメリカにいたけど、何で瑠璃が知ってるんだ?


「瑠璃、誰から聞いたんだ?」


「響子お姉さん。」


森上響子…?


「あたしびっくりしたんだから。先生がそんなにすごいって知らなかったよ。」


「そういえば…オレその話してなかったもんな。」


< 109 / 273 >

この作品をシェア

pagetop