先生がくれたもの~運命に導かれて~


そう思うとすごく胸が締め付けられたみたいに苦しかった。


でも、考えないでおこうとしても自然とそんな考えが浮かんでしまう。


そして、先生の顔を見る度に苦しさは増していく。


あたし達、このまま終わっちゃうの?


やだよ、そんなの。


やっと両思いだって気付けたのに、


やっと幸せになれたのに…


ねぇ先生、言いたい事あるならちゃんと言ってよ?


先生いっつも言ってるじゃん。


無理すると体に悪いって、


でもさ、


今あたしを無理させてるのは先生なんだからね?


今は先生の存在が


苦しくてたまらないよ。


< 123 / 273 >

この作品をシェア

pagetop