先生がくれたもの~運命に導かれて~


「ご免、オレ最近疲れてて。」


「そう、なの?」


「おぉ、ご免な。心配かけて。」


「本当に疲れてるだけ?」


「そうだよって、瑠璃?!」


先生はあたしの肩を掴んだ。


「瑠璃?!どうしたんだよ?」


何で先生がこんなにも動揺してるかって言うと、あたしが泣き出しちゃったからだ。


「だって、あたし…」


「うん。」


「先生に、きら、われちゃ、ったかなって…思って。」


「え?何で?」


「だってせん、せい、最近、あんまり来てくれ、ないから。」


涙のせいで変な所で言葉が切れる。


その事にもどかしさを感じながら、あたしは思ってる事を先生に伝えた。


< 124 / 273 >

この作品をシェア

pagetop